突然職場に電話がかかり、「今石油が世界的に不足しており、石油を買えば絶対儲かる。このチャンスを逃したら一生後悔しますよ。」と言われ、何のことかわからず、仕事中であり早く電話を切る必要があったので、とにかく会うことにしました。職場近くの喫茶店に二人でやってきて、同じように「今石油の先物取引をやれば絶対に儲かる。60万円出してくれればいい。」と繰り返し言われました。「先物取引などよくわからない」と言いましたが、「自分たちがちゃんとアドバイスするから大丈夫」と言われ、契約することにしました。ところが、石油が値下がりしたと言われ、追加のお金を請求され、その後も言われるままに取引していましたが、出金がかさむばかりで、マイホームのために貯めてきた500万円の預金も底をつきました。だまされたと同じように思うので、お金を取り返したい |
商品先物取引は、業者に預けたお金である証拠金の何倍もの取引をするもので、値動きの予想も素人には困難です。予想が外れたときには追加の証拠金を請求されるなど、大変危険性が高く、素人が契約するものではありません。ところが、商品先物取引業者は、同窓会名簿や高額所得者名簿などを利用して、電話や訪問によってあたかも短期間で確実に利益が上がるかのように勧誘してきます。被害に遭う人は先物取引とはどんなものかわからないままに取引に引きずり込まれることが大半です。 |
商品先物取引の被害救済 |
■消費者契約法に基づく取り消し |